|
|
はるか誕が終わってしまいました…ちょっと色々あって。
色々あってアレなんですけど、そのイロイロがもう。
今の職場、現場建物としては残るけど、本社撤退で事実上現在の職場が無くなるかもしれません。
本社に捨てられました。売却予定です。市に。
今まで株主優待のために、沿線のお客様のために、沿線土地開発のために作られたホールでしたので、まぁ黒字なんか見込める物件ではなかったんですが、そもそも「文化事業」なんて財団の慈善活動みたいなものですよね。
で、ウチのホールは、本当に株主優待とかそこメインだったので、開館から19年経ってなお、当時からの常連さんと地域住民がほぼ減ることなく80割を超える地域密着型です。
けど遠い人はホント、沖縄から北海道から東北から関西から来てくださって、それが「たまに」ではなく「常連」なのです。凄い事ですね。
中には先の震災被災者で、まだ体育館で避難中、とか、仮設住宅で、とか、そんな人までチケットを買ってくれたりしました。
勿論それには理由があって、某ホールと姉妹ホールですので、そこの皇族対応などもしていた方が研修指南に来てくれていた背景もあるので、贔屓目なしに、色々なホールでの経験上、どこよりスタッフの質が良い。
上に、元々が株主優待でもあり、小ぢんまりしたホールなので、「職員同士も家族」「お客様も家族」というのほほん、ほんわかした雰囲気で、いつでもおもてなししてきました。
若干、のほほん、ほんわかしているのでキビキビさとかには欠けますが。その分、お客様もリラックスして、行き過ぎた対応に邪魔される事なく煩わされる事なく、本当に困っている時以外好きに楽しめます。
中には、スタッフに会いたいから、おしゃべりをしたいから、といらっしゃる方も非常に多いです。
小ぢんまりしているから、多少平等性に欠けるとしても、それが出来てしまうのですね。
何時でも家族として、良くいらっしゃる親戚のように受け入れていました。
スタッフだけではありません。
企画も非常に頑張っているので、本当に有名で力のある演奏者から、卵から見事に世界的地位まで羽ばたいた若手など、沢山の奏者が舞台の歴史の一日を飾りました。
有名なヴァイオリニストがストラドを選ぶ時、その試奏にこのホールを選んだのは残響が長く響きが最高だから。
本当に気に入って愛してくれ、よくいらっしゃるピアニスト。
先だってのニューイヤーでは、日本中の演奏会にいらっしゃっているお客様がいたく感動して、「日本一だと思う!」と興奮の電話をくださいました。
子供向けの企画から、オープンホールなど、まるで文化祭のような雰囲気で気軽に楽しんでもらえる企画など、将来性のある子供達への文化振興企画も非常に喜ばれてきて、取材が来た事もありました。
今まで知名度は低かったけれど、最近はNHKなどにも良く出るようになって、常連さんから喜ばれたり、贔屓の奏者の追っかけの折に訪れたご新規さんが、「こんなに素晴らしいホールがあったとは知らなかった!」とよくいらっしゃるようになったり。
最近はWebでも気軽にチケットが購入出来る様になったのでご新規さんも着々と増え続けて、さぁこれから、というときの青天の霹靂。
土地開発のために作られたホールなので、約8000人の顧客の沿線利用、なくなりますよね。
本当にこのホールを愛してくださっているその8割のお客様を、すっぱりと切り捨てるようなそんな。
恐らく、これが明るみに出たら本社に物凄いクレームが行く気がするんですけど。
それ以前に、この重大な事実が、約一年前の今日まで本社で口止めされていたこと。
その間、現場職員への一切の相談やミーティングはなし。
現在その本社とは違う関連会社が職員のお給料を出しているのですが、その関連会社が本社から話を聞いた時点で、もう既に「市と協議で決まったから」と。
言わば事実上の倒産にも近いこの決定を、TVなら良く見かける、本社側ニンゲンの重役がハゲアタマを下げる、ということもなく、そもそもの開館理由から手のひら返したような、子捨て。
関連会社もポカン、なら、職員もポカン。
アンタらのホスピタリティ…ていうより良識とかって、どうなってんの?
そんなオカシナ会社でしたか。
情もなければ筋もない。
「家族、家族」と言っておきながら、「はい、一家離散です、来年から市の情婦ってことになりますのでおとなしく蹂躙されてください」みたいな、ね。
それで「ご理解下さい」って、え、どうやって?って話。
こんなにお給料安いのに、それでも職員も本当にホールを愛して長くいた人が多いので(私含め)ほんと、寝取られるくらいの悔しさ悲しさやるせなさ。
スキじゃなかったらこんなに10年近くもいなかった。ま、自身の音楽活動のためという名目もあるけど、いわゆる就活もせずに、もっといい条件のところに移らずに残ったのは、本当にホールも職場もお客様との交流も愛していたから。
まぁ、そんな温水に浸かってないで、苦労もなさい、という神様からのお達しかもしれませんけれど。
捨てがたい。
いや捨てられるんですけど。
一応、現関連会社がその後の管轄部署の入札に手を上げてくれるらしいので、全くの市民ホールに成り下がることはない予定…ではあるようだけど、大本が市の持ち物になるので、市民利用、つまり、安い値段でコドモの発表会とか向けに大部分を開放される予定(現時点も半分は、なんですけど)。
市の意向が大体に受け入れられることになるので、まぁもう、主催公演は年に数えるほど、になるのかな。
これだけ響きが良い、名うての演奏者が贔屓にするようなホールを。
もう建物、19年経ってはいるし、ちょくちょく修復もしてるけど、ご新規さんがこのホールの年数を聞いて大抵「え?!それでこんなにきれいなの?!」と驚くほど、私達も常連さんも大事に大事に使ってきたホールを。
今でさえ、市民利用の日は、備品を壊されたりなくされたり、とあまり使い方がきれいとは言えない。
そんな乱暴者たちに渡る上、他の「ホール」よりは年数の割りにきれいなホールなので、ま、市から助成とかは後回しにされますよね。
そんな不安に絶望的になりながら、そんな「現状」を伝えられる「現場」の声を全く聴かないまま、市と本社だけで協議決定。
いかがなものか。
私達職員は、「飼い殺しにしている社員」であると同時に、顧客でもあるということを忘れてやいないかしら。
ま、そもそもおかしいおかしいとは思ってたんですけどね。
市との協定が切れる一年前のこの時期、じゃ、次どうする、の決定がこんなに引き延ばされてたということ。
去年の地震以降から、古株や本社に意見できる者が次々と左遷・栄転(?)・部署変え。
関連会社の現場担当者でさえ、あと数ヶ月で離職の予定。
外堀を埋められまくって、ペテンにかけるようなやり方。
憤りお察しいただけるでしょうか。
この時代、こんな詐欺はよくあることかもしれませんが、私達は今まで「家族」としてやってきましたので、ホントね、騙された感じですよね。
しかも、私もその詐欺の片棒担がれていたという。
もう、指南役となってからも随分経ちますし、少なからず「先輩」になった2年目からずっと、後輩や新人には「私達は家族で…」とホール愛やらお客様愛を育ててきました。
その口で、「実は捨てられました」と。
「このホールの歴史の一員になりましょう」と言っていたその口で、「はい、離散決定しました」と。
がっかりです。ほんとがっかりです。
まだ入札もなにも済んでいないので、先のことは見えない宙ぶらりんな状態ですが、「もしや」がある上、これまでの情も愛もそう簡単に変えられるものではない。
本社に関しては憎さ百倍でいくらでも吹聴する事はできますが、ホールも仲間もお客様も、それは関係ない話。
どこに手のひら返せる余地があるというの。
この氷河期、転職活動ならもう動き始めないと間に合わないかもしれませんが、どうにも。
動くに動けないし、何かもう、動く気にもなれませんね。
もう少し、様子を見ようか、どうしようか、っていう。
若干。
これだけお客様からの愛に恵まれたホールでしたので、若干の希望はなくはないような気もしますけど。
でも望みは低そうな。
なので。
まだ何も決まっていないので、守秘義務中かも知れませんが、それを聞いても捗々しい回答がなかったので。
本社との対話の機会もなければ、封じ込められてる上「決定事項」と言い張っているので。
「どこ」のホールとは言いませんが、もしかして常連さんの誰かが聞きつけて、本社に「ホールの重要性」の声をあげてくれる人がいないものかと…どれだけホールを気に入っています、という声を上げてくれるような人が数人でもいないものかと…少しでも本社が重要性に再確認するような機会はないものかと、願っている次第。
「どこ」のホールとは言いませんけれど。
世の中狭いしね…。誰かが。
そんなわけで色々なんかもう、はるかごめんね。
|
|